第4回 アイディエーション&デザインワークショップ
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第4回 アイディエーション&デザインワークショップ
2018年10月25日(木)〜26日(金)の2日間・東京にて、PARC主催「第4回 アイディエーション&デザインワークショップ」を開催します。
PARC東京オフィスではこれまで「エスノグラフィを利用したイノベーション・ワークショップ(IWS)」「実践エスノグラフィ・アドバンストコース(AWS)」というエスノグラフィを中心とした2つのトレーニングプログラムを実施してまいりました。今回の「アイディエーション&デザインワークショップ(DWS)」は、PARC東京オフィスが開催する3つ目のトレーニングプログラムにあたります。
現在、デザイン思考やアイデアソンなどに代表されるように、アイデアを出すメソッドを紹介・体験するワークショップは日本国内でも多く開催されています。しかし多くの日本企業・組織においては、アイデアを出すためのメソッドを知る・体験する段階から、さらに先に進み、自分たちの抱える人材や外部とのオープンイノベーションによっていかにしてアイデアを「出させるか」「活用するか」を実践するためのトレーニングが必要な段階にあると言えます。
PARCはこれまで、レーザープリンター、グラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)、イーサーネット、ユビキタスコンピューティングのビジョンとプロトタイプなど、テクノロジーを中心とした数々のイノベーションを生み出してきました。PARCは同時にエスノグラフィ(民族誌学)をビジネスに応用したパイオニアでもあります。そして、これらイノベーションの創造には、テクノロジー研究と、エスノグラフィを代表とした人間中心の社会科学的研究とを融合させてきたところにその根本があります。
そこで、PARCが様々なイノベーション・プロジェクトを実践する中で蓄積してきた経験・ノウハウを基に、とくにいかにしてアイデアを引き出すのかに焦点を絞ったトレーニングの機会として、このワークショップを企画しています。是非ご参加ください。
また、IWS、AWS、本コース(DWS)とを修了された方は「PARC Certified Fieldworker」の認定を申請することができます(申請料・更新料が別途必要となります)。
イベント: | 第4回 アイディエーション&デザインワークショップ |
日時: | 2018年10月25日(木)〜26日(金) 両日とも10:00〜17:00 (終了しました) |
会場: | 品川産業支援交流施設SHIP(東京・大崎) (参加者に詳細をご連絡いたします。) |
参加費: | 75,000円(税込) テキスト代が費用に含まれます。 |
懇親会会費: | 4,500円(税込) (26日プログラム終了後17:30より2時間程度) |
定員: | 10名(1社2名まで。3名以上ご希望の場合は、ご相談ください。) |
対象者: | 企業内グループリーダー、企画部門、デザイン部門など企業内・組織内でイノベーションのプロジェクトをリードする方を対象としたワークショップです。 (※IWSやAWSを事前に受講している必要はありません。) |
プログラム
10月25日(木)
第1部 メソッドを理解する
- (1) アイデア創出の背景的知識(レクチャー) ビジネスにおけるチャンス、思考法、ゴールと問い、発散・収束、プロトタイプとリファインなどアイデア創出・デザインワークショップの背景的知識をレクチャーします。
- (2) メソッドの体験(ミニ演習) アイデア創造・デザインセッションの基本的なメソッドを体験していただきます。
- (3) アイデア創出メソッド(レクチャー) ミニ演習を総括と、主要メソッドの紹介・類型についてレクチャーします。
第2部 セッションを設計・実施する
- (1) ミニプロジェクト(レクチャー・演習) アイディエーション・デザインのセッションを実施する実践的な機会を提供します。プランニング、メソッド選定、マテリアル準備など、チーム毎にセッションを設計していただきます。
10月26日(金)
- (2) ミニプロジェクト(演習) チーム毎に、自分たちで設計したワークショップセッションを体験的に実施していただきます。
- (3) リフレクション 受講者それぞれの立場から本コースでの体験を意味付けていただき、受講者間でディスカッションしていただき、受講者全体でディスカッションの結果を共有するとともに、講師が疑問点に対してメンタリングいたします。
講師
伊賀聡一郎(いが そういちろう):PARC 日本代表・シニアリサーチャー 博士 (政策・ メディア)
リコー経済社会研究所研究員を経て現職。情報通信システムの研究開発を通じたテクノロジー中心のイノベーションと、エスノグラフィを基軸とした人間中心のイノベーションの両面で幅広い経験を持つ。認知科学/人間中心設計の第一人者D.A.ノーマン氏による著書の翻訳なども多数手がけている。